2017/01/23

考証とアレンジとこだわりと…


気になる… (ーー;)


このあいだ、うつになる前にたまたま見つけて、非常に気になってしまって、いまだに気になっているものがあります。

こちらのお雛さまです。

「ゴスロリ雛人形」



お顔や装束の色彩は魅力的でとても素敵だと思うんですが、私が気になる最大の理由は「男雛の冠がないこと」なんですね。まあ、お雛さまが庶民に普及したのは江戸時代以降でしょうし、その証しに女雛の髪形はおすべらかしと呼ばれるものです。

が、江戸時代であればまだ髷が存在していた時代。ましてや見本になったと思われる公家文化や、遡る平安文化の時代には男性の頭に烏帽子や冠を被るのはエチケットで、頭頂部を露出して人前に出るのはノーパンでいるほど恥ずかしいことだったそうです。

どの古典か思い出せないけど、烏帽子が脱げて人前に二度と出られないほど恥ずかしい思いをした男性の話とかあったもんなー。だから私の感覚でみれば、このお雛さまって、今の時代にたとえたら結婚式の花婿がタキシードで決めてきたのに、下はズボンどころかノーパンだった、という光景ほど間抜けで恥ずかしいシーンだと言えましょう… (/∇\*)

冠は大切。寝る時ですら脱がなかったそうですから。現代の皇族や神職の人たちは髻(もとどり)がないから、仕方なく、紐で冠をあごで留めておられますが、そういうのを見ているとやっぱり冠がない雛人形っておかしいと思っても仕方がないと思います。

意図だとしても納得出来ないなあ。冠つけて?だってあるほうがカッコいいじゃん。女雛とのバランスもいいし。どうしても気になって気になって仕方がありません。気になるあまりに自分でまともな絵を描こうとかうっかり思ってしまったわ。


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まだ修正の途中だからおかしなところもあると思いますが…。

そうです。私は絵を描くために結構勉強した人間なので、その下地があるから納得出来ないのだろうと思います (ーー;) ほとんどの人は専門家以外はそんなに詳しくないと思いますが…。




考証はするけど、アレンジもする

そういう私ですが、もともとの考証はしっかりやった上で、自己流のアレンジもしています。

時代装束ではありませんが、これは巫女装束ですね。

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それこそ平安時代の単のような袖や、まったく飾りでしかない(本当は実用的なものです)袖くくりの紐、後ろが長い千早などは私のアレンジです。優雅な動きが表現出来るかなあ、と思いまして…。

で、普通の巫女さんの千早姿もあるんです。これは仕事で描いたものですが、髪形はこういうのがいいというリクエストをいただいて描きました (^_^;) ひどく逸脱しなければ、趣味のバリエーションの範囲かもしれません。

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ああ、でも冠の件は平安時代に詳しい人なら多分気になると思います…(>_<)
なんとかして欲しいよ〜(>_<)





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