2016/12/14

ろうそくの炎が告げること 我が家の「遠野物語」


14日は多忙なので、予約投稿しておきますね。



なんとなくクリスマス関係の写真を見ていて思い出した話です。
かなり以前にも一度書いたことがあったと思いますが…。

2009年の秋に父が亡くなってから、母は毎朝仏壇にお水とご飯とお線香をあげて、般若心経をあげて、話しかけながら、父の好きな洋楽のカセットテープを流していました。

よく毎日続くなあ…と思いつつ、私はそろそろ音楽が嫌になりつつあって、申し訳ないけれども、静かな朝が欲しいと思ったりしておりました。

そういうある朝のこと、母も私も気分障害ですから、同じ時期にひどく落ち込むタイミングがあって、二人して仏壇の前に座って、「もうあかんわ…」と弱音を吐きました。
落ち込みの原因は覚えていないので、やはりうつの波が来ていたんだと思いますが…。

そうしたら、仏壇のろうそくの左側だけがいきなり激しく燃えだして、炎が10センチ以上の高さにまで伸びました。軽く揺らめいて、なにか言いたいような感じにも見えます。

「これは多分、パパが怒ってはるんやな…」
「たぶんそうやろね…」


母と私には本当にそうとしか思えなくて、まあ、ろうそくの成分とか考えると不純物とかも混ざってるだろうけど、やっぱり父の意志としか思えないのですね。
もう、私なんか高校1年から遠野物語を愛読しているから、こういうパターンはとてもたくさん知ってるし。

炎はまだ高く上がっています。

「心配かけたらあかんな」
「そうやね…」


で、二人で声を揃えて、

「パパ!ごめん!私ら頑張る!」と叫んだ途端に炎がすーっと小さくなりました。

それ以降、消すまで二度と燃えあがることはありませんでしたが、納得したように収まったタイミングを思うと、やはりあれは父だとしか思えませんでした。
むろん現在でもそう思っています。


父の死にまつわることではちょっと意外性のあることも多くて、それゆえに父はちゃんと成仏したというか、行くところに行けたんだなあ、という確信があります。

普通、多臓器不全のようになると、生きながら死臭のようなものがあるらしいのですね。訪問看護師さんたちやケアマネさん(もナース)が「ちっともそういう臭いがしない」とあとで不思議がっておられました。

私も祖父と祖母のケースを知っているので、かすかな死臭というのも知っています。
昔は家でお葬式出しましたしね。

出棺の時まで父の亡骸からはそういう臭いはしませんでした。

「ここのお宅はいつでもなんかいい匂いがしてたね」と看護師さんたちからあとで聞きました。

もしかしたら科学的に説明が可能なことかもしれませんが、私はそういうささやかな「うちの遠野物語」みたいな父らしいエピソードを大切に思っています。いつまでも健在な愛情とともに…(^_^;)


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お絵描き、やっと花と葉っぱの線画ができました。えらい肩が凝った( ; ; )

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久しぶりの「松重ね」です。





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